英検を取得しておいたほうが日本に帰ってから何かと有利とか、小学生のうちに英検をとっておいたほうが後々楽とか、まわりの日本人のママさんが言っていたり、ネットでもよく目にします。
息子の場合は『THEお勉強』となると全然やる気がでなくなるタイプなので、いかに面白く勉強をしていくかがとても重要なのです。
英検の勉強は、人気のある『文で覚える単熟語(文単シリーズ)』をつかっています。
文単は単語帳のカテゴリーなのですが、単語と長文が一緒に書かれているタイプのものなので、ただ単に単語だけで覚えるような作業は必要ありません。
文単は内容も面白くて、すごくおすすめな本です。Amazonでしたら海外への発送も可能ですよ。
文単の構成
3級の場合はページを開いて、
左側に文章。右側に単語(15個くらい)
が載っています。
文単の使い方
単語だけを読む
子供に右側の単語だけを読んでもらうと、「子供が読んで、すらすら読めない単語」と「子供が読んで、すらすら読める単語」に分かれます。
スラスラ読めない単語が半分以上あると、本人のやる気は下がり、新しく覚えさせようとするとお勉強風になってしまうので、そこは子供に合わせて調整が必要です。
知的好奇心旺盛で、テキストで勉強することが苦でなければ全く問題ないと思いますが、もし我が息子と同じタイプであれば、お使いの文単テキストに出てくる単語を半分くらい聞いたことある状態にまでしてから文単や英検といったテスト対策に取り掛かってもいいと思います。
うちの場合は文単に取り掛かる前にOxford Reading Tree や Epic!などの絵本の多読をすることで知っている語彙を増やしました。
またはNovakid のオンライン英会話&ゲームツールを使って、楽しみながら英語の下地を作ってから英検といったお勉強に取り掛かることをお勧めします。
①まずは「すらすら読めない単語」を「すらすら読める単語」にする
いきなり、意味を理解して、スペルを暗記して、、などはしません。
まずは、ただ読めるようになる。事だけを意識させます。そして出来たら褒める。
発音を褒めるだけでもいいし、読み終わった事をほめるだけだって良いんです。まずは子供のテンションを上げましょう。
口に出して読めるって先ずはすごいことだよね!まずは意味が分からなくても読めるってことが大事!
②次に単語の意味を知っているか聞いてみる
単語の横に書かれた日本語は漢字が使われているので基本的に息子は読めません。なので意味の確認は私と会話をしながら確認していく必要があります。
また、小学低学年の場合、日本語もまだまだ知らない単語がたくさんあるのです。なので、日本語よりも先に、英語でその単語に出会った場合、逆に日本語を知らない場合もあります。英語ではわかるけど、これなんて言うんだろう。というのを埋めていく作業も兼ねています。
例その1
- 「for free って意味知っている?」
- 「自由ってこと?」
- 「無料ってことだよ。スーパーとかで見たりしない?」
- 「あ、マイクラのモッドでみたことあるわ。タダってことか。いい言葉だな。」
例その2
- 「Spaceって何?宇宙って意味以外にもあるんだけど知ってる?」
- 「え?知らない」
- 「Don’t come into my space.っていったら想像できる?」
- 「こっちに入ってくるなってこと?」
- 「嫌な奴がいたら使うことできるよ。」
など、なんてことない会話なのですが、単語一つ一つについてコメントをしていきます。
単語からストーリーを想像する
右側のページの単語だけをつかって左側に書かれている文章を想像してみる。
想像だいすきな息子が始めたのですが単語だけを読んでから、左側に書かれている文章を想像するようになりました。記憶の定着に一役買っているようです。
今回の単語は、以下のラインナップ。
- recycle リサイクルをする
- collect 集める
- for free 無料で
- convenient 便利な
- large 大きな
- mean 意味する
- less すくない
- free 無料
- space 空間
- apartment アパート
- fresh 新鮮な
- throw away 捨てる
- trash ごみ
- garbage ごみ
息子は、
『うちにある沢山のごみを集めて道に捨てようとしたけど、やっぱりやめて、コンビニエンスストアに無料あげることにした。ごみをたくさん捨てたらウチが広くなってきれいになったっていう話。』
なんともコンビニ側からしたらはた迷惑な話が完成しておりますが、一人で想像して楽しんでいます。
アプリで音声を聞く
単語を読んだり、センテンスを想像して、右側のページを堪能した後は、左側の文章のページに取りかかります。
無料でダウントードができるアプリ(英語の友 旺文社リスニングアプリ)があるので、まずはそれで聞いています。
普通の速さで聞かせてみて、わからなければ速度を落として聞かせてみます。
0.5/0.6/0.7/0.8/0.9 と細切れに速度を変えることができるので、本人が分かるというところまで速度を変えていきます。
無料アプリなのに、速度が細かく変えられることができるのは優秀!!
文章に関する簡単なクイズを出してみる
そこでひとつ文章を訳して見たり、訳させてみるような事はしていないのですが、内容を理解しているのか確認する意味で、文章に関するクイズをするようにしています。
例えば、今回の文章は、「本のリサイクル」というタイトルなのですが簡略化した文章を記載します。
【簡略化した文章】
いらない古本が家にありますか?リサイクルをしましょう。いつでも電話してもらえれば無料で回収しにいきます。リサイクルをして家のスペースが空いて家がきれいになりますね。ごみとして捨てないでね。
といった内容なので、例えばクイズはこんな感じで聞いてみます。回答する時は日本語でも英語でもどちらでもOKにしていますが、うちではこんなやりとりをしています。
- 何を集めるって言ってた?
- old books
- いつ集めるって言ってた?
- convenient time
- どうやって集めるのを依頼すればいいんだっけ?
- call
- 古い本はゴミに出してもいいんだっけ?
- Don’t throw them away
クイズだとゲームっぽくなって楽しめるよ!
文章を声に出して読む
最後に音読です。
アプリで音声は何回か聞いているのですぐ読みたがれば読ませますし、まだ怪しければアプリの音声を流しつつシャドーイングしながら読む練習をします。すらすら読めるようになるまで数回ほど音読します。
やる気が無いような日はママやパパとどっちが上手に読めるか勝負しよ~っと言うと子供は俄然はりきりだすよ!
まとめ
だいたいこの一連のながれで10~15分程度(短!)
本当は文章を書かせてみたり、単語の書く練習をしてみたりしたほうがいいのでしょうが、そうすると絶対やりたがらないのが目に見えているので。。
うちの場合はこんなゆるゆるの勉強法ですが、ちりも積もれば山となるという気持ちで毎日コツコツ英検学習をしています。