当ブログへご訪問いただきありがとうございます。
私は今、東南アジアで7歳の小学生と2歳の未就学児を子育てして過ごしています。
渡航当時の息子の英語力はほぼゼロの状態でしたが、今はなんとか生活できるほどに成長しています。
そんな息子の英語の基礎力を固めてくれたのが、オックスフォードリーディングツリ(ORT)でした。
今回はOxford Reading Tree(オックスフォードリーディングツリー:ORT)について、またアプリ版であるOxford Reading Club(オックスフォードリーディングクラブ:ORC)そしてWeb 版のOxford OwlのeBookについても併せてご紹介します。
- 1.オックスフォードリーディングツリーOxford Reading Tree(ORT)とは
- 2.オックスフォードリーディングツリーOxford Reading Tree(ORT)の一覧
- 3.オックスフォードリーディングツリーOxford Reading Tree(ORT)の特徴、使い方、学習サポートグッズ
- 4.オックスフォードリーディングツリーOxford Reading Tree(ORT)の購入方法
- 5.Oxford Reading Club(ORC)とは
- 6.ORCで読めるOxford Reading Treeの一覧とそのほかに読める本の紹介
- 7.Oxford Reading Club(ORC)の特徴、使い方
- 8.ORCの登録(購入)方法
- 9.Oxford Owl のeBook とは
- 10.Oxford Owlで読めるOxford reading Treeの一覧とそのほかに読める本の紹介
- 11.Oxford Owl の登録方法
- 12.まとめ
1.オックスフォードリーディングツリーOxford Reading Tree(ORT)とは
Oxford Reeding Tree をご存じですか?
オックスフォード大学出版局より出版されて100か国以上の国で英語学習教材として使用されている大人気のシリーズ本です。
海外ではOxford Reeding Tree は何種類ものシリーズが出版されており、その中の一つのシリーズ「Biff, Chip and Kipper Stories」のことを日本ではOxford Reading Tree(ORT)と称しています。
Oxford Reading Tree(ORT)はイギリスの約80%以上の小学校で採用されている「国語」の教科書と言われています。
レベルは1、1+~9まで10段階的に分かれており、海外の子供たちは小学校低学年のうちに学び終えます。すべてそろえるとその数200冊以上にもなります。
たしかに、私の子供達の通うインターナショナルスクールとプレスクールにも全シリーズがずらりと並んでいるのよね。認知度が高いのがうかがい知れるわ。
2.オックスフォードリーディングツリーOxford Reading Tree(ORT)の一覧
Oxford Reading Tree(ORT) は以下のグループで分かれます。
- Core story (Biff, Chip and Kipper Stories)
- Trunk stories 【幹のストーリー】:ORTを読む上でこれは外せないシリーズです。Stage1からStage9まで各6冊づつあるので、全部で60冊。
- Branch stories 【枝のストーリー】:ORTの幹を支える枝と呼ばれるシリーズ。Stage1から9まで用意されていて、全部合わせると144冊になります。
- Patterned Stories :Stage1+とstage2にだけあるシリーズ。合計24冊。
- Decode and Develop Stories もともとあったCore story に追加となったシリーズ。Stage1から9まであるのは同じですが、トータル数はだいたいCoreシリーズの半分くらいの100冊ほどのボリューム。
- Time Chronicles Stage Stage10から12までの合計18冊のシリーズ。主人公たちが成長した数年後の舞台になっています。
上記のほかにもまだまだあるOxford Reading Treeシリーズ。
- Oxford Reading Tree: Story Sparks Level 1~11
- Oxford Reading Tree: Word Sparks Level 1~12
- Oxford Reading Tree: Floppy’s Phonics Fiction Level 1+ ~ 5
- Oxford Reading Tree: Explore with Biff, Chip and Kipper Level 1+ ~ 9
- Oxford Reading Tree: inFact Level 1+ ~ 5
まずはメインのCore story (Biff, Chip and Kipper Stories)、Decode and Develop Story、Time Chronicles Stageのシリーズについて 表にまとめました。
Stage が下に行くほどレベルがあがります。Stage1+、2のシリーズが一番多いですね。Stageによって出版されている本の数が異なります。
3.オックスフォードリーディングツリーOxford Reading Tree(ORT)の特徴、使い方、学習サポートグッズ
3-1.内容とレベル
だいたいの全体像を把握したところで次はレベルや本の構成、対象年齢についてまとめています。
Oxford レベル | 内容 | 年齢 |
Stage1 | 全話8ページ構成、 Wordless Stories AとBには絵のみで文字はありません。 その後のFirst Wordsシリーズからは一冊当たりワード数20前後です。 | 4〜5歳 幼稚園 |
Stage1+ | 各話8~12ページ構成 シンプルな文章で書かれていて、ORTを始めるならここから始めるのがおすすめ。 ワード数は一冊当たり30~50あたり。 | 4〜5歳 幼稚園 |
Stage2 | 各話16ページ構成 本格的な文章が登場し始めてネイティブが使う自然な表現に慣れていきます。 ワード数は一冊当たり50~70あたり。 | 小学1年生 6〜7歳 |
Stage3 | 各話16ページ構成 新しい単語の登場と、頻出の単語は何度も繰り返し出てきます。 ワード数は一冊当たり70~90あたり。 | 小学1年生 6〜7歳 |
Stage4 | 各話16~24ページ構成 メインストーリーには番号がふられ長編の話として楽しめるようになります。 マジックキーが発見され、Stage5へ続きます。ワード数は一冊当たり100以上に。 | 小学1年生 6〜7歳 |
Stage5 | 各話24ページ構成 Stage4で発見されたマジックキーから、 いよいよマジックキーの冒険の世界が始まります。 ワード数は一冊当たり300以上に。 | 小学2年生 7〜8歳 |
Stage6 | 各話24ページ構成 冒険の世界がますます広がります。ワード数は一冊当たり400~500以上に。 | 小学2年生 7〜8歳 |
Stage7 | 各話32ページ構成 ワード数は大体900ほどのボリューム。 | 小学2年生 7〜8歳 |
Stage8 | 各話36ページ構成 ワード数は大体1000ほどのボリューム。 | 小学2年生 7〜8歳 |
Stage9 | 各話36ページ構成 ワード数は大体1300ほどのボリューム。 取り扱うテーマも環境問題だったりと難しくなります。 | 小学3年生 8〜9歳 |
ワード数について
ワード数は本のレベルの指標にもなる他、自分が読んだ本のワード数をカウントすることで本を読む続けるモチベーションにもなります。すべての本のワード数が公式Oxfordサイトのエクセル表でまとめられています。
これだけ沢山あると、どこのレベルから読み始めていいか、分からないですよね。
いったいどのレベルから始めたらいいのかしら。
Stage1またはStage1+からをお勧めするよ!
対象年齢についてはあくまで英語圏で生活しているイギリス子供達のレベルなので、これから英語を学ぶ子供たちは年齢に関係なくStage1またはStage1+がオススメ。Stage1の一部(12冊) は絵だけなので、完全に読み物として始まるのはStage1+からです。
Stage1から読むことでキャラクターたちへの愛着がわいてくるのよね〜
物語の内容を少しだけ具体的に紹介します。
【登場人物】
https://www.oupjapan.co.jp/ja/gradedreaders/ort/index.shtml オックスフォード大学出版局株式会社
Stage1+は例えばこんな話。
The Mud Pie
kipperが一生懸命泥んこ遊びをしているストーリーの中に『Tip it out』という表現が出てきます。『Tip』は、海外旅行先でボーイさんなどに支払う所謂『チップ』なのですが、ここでは『泥んこが入ったバケツをひっくり返す』という意味でつかわれています。
Go away,Floppy
『Floppy あっち行ってて!』が何度も出てくるシンプルストーリー。リズムが良くて、つい口に出して言いたくなるようなテンポの良さです。
Stage2は例えばこんな話。
spots!
これは赤いぶつぶつ顔のkipperが表紙の物語です。そう、赤いぶつぶつ。がspots。Rashsという表現しか知らなかった私は、表紙だけでなるほど〜!と、思った作品でした。
Stage3は例えばこんな話。
The snowman
雪が降って大喜びの子供達。大きな雪だるまを作って、友達のパパを驚かせせるイタズラを仕掛けます。
Stage4は例えばこんな話。
*メインストーリー*Stage4からは話につながりが出てきます。
House for Sale/The New House/Come In!/The Secret Room /The Play/The Storm.
新たな家を探すところからスタートして、大量の荷物と共にお引越し。新しいおうちはボロボロだけど、パパとママとみんなで修理したり壁紙を変えたりして少しずづ自分たち好みに変えていきます。引っ越し先のおうちには沢山のお友達が押し寄せたり、犬も押し寄せたり。最後は嵐も来て、修理したツリーハウスの木も倒れてしまいます。そんな中、発見する隠し部屋やマジックキーが入ったボックス。Stage5からの冒険の始まりのアイテムです。
Gran’s New Grasses
目が悪くなって失敗ばかりしていたおばあちゃんの眼鏡を新調するお話。『Gran put on this pair.』おばあちゃんはいろいろ眼鏡をためしますが皆に『NO!』と全部却下されます。眼鏡のことをGrasses 以外にもPair だけでもOKなんだ!と思った作品。結局おばあちゃんが選んだ眼鏡はどんなのだったのでしょうか。
Stage5は例えばこんな話。
*メインストーリー*
The Magic Key/Pirate Adventure /The Dragon Tree /Gran/Castle Adventure /Village in the Snow.
いよいよマジックキーが光りだして冒険の始まりです。海賊の時代に行ったり、ドラゴンからFloppy を助けたり、現実世界で失敗ばかりのGranも冒険の世界では大活躍。
The New Baby
おなかに赤ちゃんがいる女性が登場して、Kipper たちみんなで生まれてくる赤ちゃんのためにいろいろな準備をします。赤ちゃんはどんなことが好きなんだろう、赤ちゃんはどんなふうなんだろう。いろいろ調べて本までつくっちゃいます。とってもほっこりする素敵な内容ですが、「妊娠 pregnant 」などというワードはもちろん出てきません。日本語でも子供に使う言葉としてはまだ難しいので、その代わりに「おなかに赤ちゃんがいるんだよ」といった簡単な言葉に変えて伝えたりします。本文の中に出てくるのは「She was expecting a baby.」 『期待するexpecting 』というワードが使われています。
Stage6は例えばこんな話。
The Outing/Land of the Dinosaurs
ほとんどの話は独立していて、一話完結なのですが例えばこの二つのお話はつながっています。一話目のThe Outing (遠足)では、美術館で恐竜を見学します。ラストはマジックキーが光ったところで終わり、次のLand of the Dinosaurs(恐竜ランド)で恐竜が生きている時代での冒険が始まります。この話で注目してみてもらいたいのは『絵』です!冒頭でWilfが石を水辺に蹴り飛ばして遊んでいたら自分の靴が脱げて水にポチャリと入れてしまうのです。片っぽだけになった靴を先生に報告すると、「What a silly thing to do!」とのコメント。私も男の子の親を持つ母として先生と全く同じ気持ちで読み進めていくわけですが、Wilfは人生を切り抜く力は人一倍あるのか、次のページでは片足がビニール袋でおおわれているじゃないですか。そのビニール袋の靴について文言では言及はされないのですが、絵で表現され続けます。後編のLand of the Dinosaurs(恐竜ランド)でもWilfはずっとビニール袋靴を履き続けるわけですが、最後はちゃんと伏線が回収されます。
Stage7は例えばこんな話。
Holiday in Japan
お父さんが日本へ出張についていくことになったファミリー御一行。浅草、新幹線、新幹線からの富士山、そして京都を観光します。外国人からみてやっぱりこの辺が日本を代表するイメージなんだなぁ。と感じた作品。Kipperたちは冒険以外にも現実世界で旅行に出かけますが、日本に来てくれたのはうれしいですよね。
Stage8は例えばこんな話。
Pocket Money
お小遣いをテーマにしたお話です。お手伝いをしたらお小遣いをあげるよ~と提案するお父さん。3人兄弟のみんなは最初はいやいやしていたのですが、そんな折Biffは海辺で化石を見つけます。化石の魅力にハマったBiffはもっときれいな化石がお店でも売られていることを知って、欲しくなります。 ”I’ll do everyone’s jobs.” “I can get all the extra pocket money.” そう、みんなの仕事を私が全部やって、お金をたくさん稼いできれいな化石を買うわ~! という策略を考えたわけです。そんなBiffをみてお父さんは協力することが必要なんだよ。”The idea is that we share the job”と諭します。
Stage9は例えばこんな話。
Green island
先生とクラスメイトとでgreen island にくると、オイルまみれのカモメにを見つけます。カモメがなんでオイルで汚れてしまっていたのか。社会問題がテーマです。
3-2.使い方と学習サポートグッツ
本を読むときに絶対おススメなのが音源があること!
耳で聞いて、リズムを体にしみこませて、文章を読んで、さらに口に出して真似してみる。こんな流れで読むと効果的ですよ。
【音源の種類】
1.CDで音声も聞く(CORE Storiesのみ)
2.音声シールと音声ペンで音声も聞く(CORE Stories のみ)
https://www.oupjapan.co.jp/ja/gradedreaders/ort/index.shtml オックスフォード大学出版局株式会社
3.オックスフォードリソースセンターで音声を聞く(Decode and Develop StoriesやTime Chronicles Stage)
【日本語訳を知る(Oxford Reading Tree 日本語ガイド / Teaching Notes)】
オックスフォードリソースセンターの中に全ての日本語訳の書類がそろっています。ただ、Oxford Reading Treeは英語の文章を英語のまま理解できる工夫がたくさん仕掛けられている本なので必要に応じで確認するツールとして使えます。
【理解を深めるためのQ&A】
本の最後のページに、その本のQ&Aが書かれています。本を読み終えてからチャレンジして本の理解を深めることが出来ます。
4.オックスフォードリーディングツリーOxford Reading Tree(ORT)の購入方法
公式でも楽天でも本を購入する最小単位は6冊入りのセットです。1冊だけでの販売はしていません。
なので例えばStage 1+ のFirst Sentences Pack(Hide and Seek / Look at Me / Go Away, Floppy / Reds and Blues / Big Feet / Kipper’s Diary.)は6冊で¥3,949(税込)購入します。
オックスフォード大学出版局株式会社 https://www.oupjapan.co.jp/ja/gradedreaders/ort/index.shtml
また6冊入りのパックがさらにパッケージ化されていて、1パックづつ購入するより割引で購入することが可能です。
【日本版パック 公式Oxford 価格】
公式 | ||
赤枠CD無し stage1+~9 | Tadoku Pack 2022 Edition (多読パック2022年版) | ¥128,420 [¥141,262] まとめて購入で約15%割引 |
赤枠CD付 stage1+~9 | Tadoku Pack with CD 2022 Edition (多読パックCD付 2022年版) | ¥150,420 [¥165,462] まとめて購入で約20%割引 |
黄色枠CD付 stage1+~5 | Trunk Pack A 2022 Edition (トランクパックA 2022年版) | ¥23,650 [¥26,015] まとめて購入で約10%割引 |
ピンク枠CD付 stage6~9 | Trunk Pack B 2022 Edition (トランクパックB 2022年版) | ¥24,350 [¥26,785] まとめて購入で約10%割引 |
青枠CD付 stage1+~3 | Branch Pack 1 (ブランチパック1) | ¥52,130 [¥57,343] まとめて購入で約15%割引 |
水色枠CD付 stage4~5 | Branch Pack 2 (ブランチパック2) | ¥32,180 [¥35,398] まとめて購入で約15%割引 |
緑枠CD付 stage6~9 | Branch Pack 3 (ブランチパック3) | ¥33,840 [¥37,224] まとめて購入で約15%割引 |
Oxford reading Treeを揃えると費用がかかるなぁ。と諦めている方へ朗報です!
電子書籍で読めるサービスがあります。それがOxford Reading ClubとOxford Owl のeBook
まずはOxford Reading Club.ついてご紹介します。
5.Oxford Reading Club(ORC)とは
Oxford Reading Clubは、オックスフォード大学出版局のレベル別リーダー教材をデジタルで楽しめる電子書籍プラスアルファの機能付きサービスです。
Oxford reading Tree も297種類も読めて、合計1000冊以上のラインナップが揃っています。
14日間無料体験で80冊ほど読むことができます。体験後の費用は月々990円、半年5720円、1年間11,000円。の中から選ぶことができます。
6.ORCで読めるOxford Reading Treeの一覧とそのほかに読める本の紹介
気になるのは1000冊位以上の本の内容です。
うちの子供達の大人気はやはりOxford Reading Tree。具体的に何が読めるかを赤字にしました。
そう、レベル1以外のcore storiesとDecode and Develop Stories 全部合わせて297冊を読むことができます。
公式サイトで本を購入する場合でもDecode and Develop Storiesはお得パッケージになっていないので、読みたい場合は個別で購入する必要がありますが、ORCにはすでに含まれています。
ORCのORT以外の他のラインナップは以下の通り。
- Oxford Bookworms Library 187冊
- レベルが6段階で分かれていて、最高レベルにもなると、1冊あたり100ページを超え、ワード数も3万語を超えてきます。
- Reading Stars 65冊
- 海外では大人気Doraやパウパトロールの絵本です。Doraシリーズは英語圏でない子供達が英語を学ぶための大人気アニメです。フォニックスも学べます。
- Dominoes 86冊
- Oxford Read & Discover 58冊
- 英語学習を通じて他教科も学べるノンフィクションのリーダーシリーズ
- Oxford Read & Imagine 42冊
- ロージー、ベン、おじいちゃん、クランクたちが繰り広げるアドベンチャー
- Classic Tales 36冊
- 桃太郎など所謂昔話も揃っています。話自体知っていると、長めの英文でも挑戦できます。
- Dolphin Readers 31冊
- ワークスタイルのシリーズ。左側に文章が書かれていて、右側に様々なワークが用意されています。
- Let’s Go Readers 56冊
- 世界中の英語を学ぶ多くの子供達が使っているLet’go シリーズの読み物版。最後にワークも付属しているシリーズです。
- Oxford Phonics World Readers 15冊
- 海外の子供達はフォニックスを何年もかけて学びます。うちに子供の学校でも幼稚園から学び始めて小学2年生でも学びます。それくらい時間をかけて叩き込まれるのですが、こちらのシリーズも音で楽しめる工夫がされた本が揃っています。
- Reading with Phinnie 58冊
- 多様なレベルで読めるフィクションとノンフィクションのお話
- Happy Readers 42冊
- 面白くてためになるベンとティナのお話
- Tick Tock Readers 47冊
- 子供の身の回りにあることがテーマのお話が揃っています。小さい子向けのかわいい絵品です。
Oxfordから出版されている内容の濃いシリーズが1000冊も読めるのはとてもお得ですね。
7.Oxford Reading Club(ORC)の特徴、使い方
ORCは電子書籍としての役割だけではなく様々な機能を持ち合わせています。
https://www.oupjapan.co.jp/ja/gradedreaders/ort/index.shtml オックスフォード大学出版局株式会社
- 機能1 Step1 warm up
- 読み始める前に単語について簡単なゲームができます。英語の単語と画像や絵を一致させるものですが、このリズムとゲームのシンプルさ故、2歳の娘でも操作できます。
- 機能2 Step2 Listen up
- リスニングの機能です。本文を読みたくても読めません。文章をただ読み上げるだけではなく、擬音なとがふんだんに使われています。例えばマジックキーで冒険に出るときは決まった音楽が流れたり、足音などなど。
- 機能3 Step3 Read
- 電子書籍としての機能です。聞きたい箇所のセンテンスをおすと、対象のセンテンスのみの音声が流れます。「対象のセンテンスのみ。」というのがかなりストレスフリーで、長文だとすぐに聞きたい箇所を見つけるのも手間がかかったりしますが、聞きたい文章を押すだけでその箇所のみを聞けるのは非常に有難い機能です。
- 機能4 Step4 speak up
- 本文のセンテンスを録音し、評価してくれます。ただし、この結果はすべて「GRATE!」と言われます。
- 機能5 Step5 wrap up
- 最後に簡単なQandAが出てきたり、ストーリの順序を並べ替えたりなどのワークができます。
【Step3 Read 使用中の機能】
3-1 Vocabulary 語彙:辞書で調べた単語を保存しておくことができます。
3-2 Dictionary 辞書:本文でわからないことがあれば辞書で調べることができます
3-3 page ページ :ページ一覧がでるので探したいページがあるときに便利です。
3-4 pen ペン
3-5 Record 録音:自分の声を録音・再生することができます
3-6 Read to me 読み聞かせ ページ全体のリスニングができます。次のページへ勝手に進みません。
【そのほかの機能】
★Step1~5までクリアするとメダルマークがつきます。
★Progress (Study badgets, Monthly report, Study calendar)など読書の進捗がわかるようになっています
★Reading Chart :どれから読んだらいいか悩まないように、読む順番を教えてくれます。
8.ORCの登録(購入)方法
1.公式Oxford ReadingClubのホームページの無料体験ボタン(または右上の会員登録ボタン)をおして会員登録する。Oxforf Reading Club のユーザーIDとパスワードを設定する。
2.アプリをダウンロード後、ログインして無料体験する。(タブレットは2台まで同時使用可能)
3.使用を継続したい場合は公式Oxfordオンラインショップでアクセスコードを購入する。購入後登録したEmailアドレスににアクセスコードが送られてくる。(初回購入時には公式Oxfordオンラインショップのアカウント登録も必要)
4.公式OxfordReadingClub のホームページにログインして、アクセスコードを入力する
*ここではiPadでの登録の方法を記載しました。その他のタブレットなどの方はくわしくはこちらをご参照ください。
9.Oxford Owl のeBook とは
Oxford Level 1~20 までの146冊の本が無料で読める電子書籍です。
もともとOxford Owl は 、オックスフォード大学出版局の受賞歴のある Web サイトで、家庭と学校の両方で子供たちの学習をサポートするために作成されました。家庭用、学校用とで用途やアカウントが分かれています。
Oxford Owl for Home(家庭用) は、保護者向けに子供の小学校の勉強をサポートするためのアドバイスやアイデアが書かれています。eBook はそのなかのサポートの一つとしての位置づけになります。
10.Oxford Owlで読めるOxford reading Treeの一覧とそのほかに読める本の紹介
Oxford Owlで読めるOxford reading Treeを下の表で青字にしています。
Oxford Reading Treeの「Biff, Chip and Kipper Stories」と「Decode and Develop Stories」はレベル1から9まで万遍なく読めるようになっています。ただ、CORE(「Biff, Chip and Kipper Stories」)のTrank story は続き物が多いのでやはりOxford Owlで読めるのは限定的です。
Decode and Develop Stories は一話完結スタイルのためか、豊富です。こちらのDecode and Develop Storiesは公式でも割引になるセットのパックがないので、Oxford Owlで無料で読めるのは貴重です。
またOxford Reading Treeのシリーズの中にはFloppy’s Phonics があります。
これはPhonics に特化しつつ、Biff, Chip and Kipperのお話の要素も取り込んでいるシリーズですが、これはOxford Reading Club では読むことができません。こちらもOxford Owlで無料で読めるのは貴重です。
そのほかの本についてはこちらで詳細をご確認いただけます。
11.Oxford Owl の登録方法
Oxford Owl に保護者として登録すると、Oxford Owl for Home eBook ライブラリの100 冊を超える無料の eBook にアクセスできるようになります。また、新しいアクティビティやアドバイスに関する最新情報を入手するのにも役立ちます。
1.Oxford OWL のeBookのホームページ右上の「Join us」から会員登録を行う。
2.会員登録の画面が出てくるので必要事項を入力して登録する。
3.完了すると登録したEmailに確認メールが送信されます。このメール内の確認リンクをクリックするだけで完了です。
12.まとめ
- オックスフォードリーディングツリーOxford Reading Treeは小学校低学年向けの内容で、話にオチがあり、笑えるストーリーが沢山あり、子供が本を読むことが好きになるために工夫されている。世界中の英語を学ぶ子供達から絶大の人気がある。
- Oxford Reading Club は機能が豊富でただの電子書籍という位置付けではない。Oxford Reading Tree の「Biff, Chip and Kipper Stories」と「Decode and Develop Stories」をとりあえず気軽に全部読みたい場合の第一選択。兄弟でアカウントを分けることはできないのが難点だが、タブレットは2台まで登録でき、同時に使用することも可能。
- Oxford Owl は全て無料。Oxford Reading Tree 全て読めるわけではないが、Oxford Reading club にある書籍と被っていないものが沢山ある。「Oxford inFact」 ,「Floppy’s Phonics」 なども読むことができる。レベルも1から20まであり、総冊数は少ないものの幅広く読むことができる。
- Oxford Reading Treeを本で揃えたい場合は、パッケージ化されているまとめ買いが割引になるのでおすすめ。
- Oxford ReadingClubやOWL の電子版で全部読み終わった後で、気に入ったシリーズだけ本で買う。というやり方もおすすめ。