epic!というアプリ、聞いたことありますか?
epicは、12歳以下の子供向けの40,000冊以上の英語の絵本や本、漫画などをオンラインまたはオフラインで読むことができる子供向け電子書籍です。
アメリカの多くの小学校で採用されていて、日本を含め世界中の子どもが使うことができるサービスです。
今回はepicを実際に半年使った感想や使い方についてご紹介します!
英語絵本多読にも使える電子書籍ライブラリepic!(エピック)
epicはSchool版とFamily版と仕様が分かれています。
アメリカの小学校では、先生と生徒は無料で使用しています。
『epic School』で無料になるのは、学校にいる時間、つまり平日午前7:00から午後3:00(アメリカ時間)のみで、使用出来る機能も限られています。それ以外の時間に使用したい場合や、もっと多くの種類の本を読みたい場合にはサブスクリプションサービスに加入します。
アメリカ以外の国の子供が利用する場合も、同様にFamily版のサブスクリプションに加入することでepicを使うことができます。
epic!でできること
- 普通の電子書籍としての本・絵本・漫画
- 読み上げ機能(Read to Me)がある電子書籍としての本・絵本・漫画
- オーディオブック
- 動画
我が家の子供の一番人気は読み上げ機能付きの本!
目で字を追いながらリスニングとして耳からも同時で聞ける機能は我が家では大人気!
英語力向上にはもってこいです。
epic!で読める本・絵本・漫画/オーディオブックの種類は?
40,000冊以上がある中身はどんなものなのでしょうか。ほんの一部ですが、ご紹介します。
①人気のシリーズ
引用元 epic!
②5歳以下向け
引用元 epic!
赤ちゃんから未就学生向け。日本人の英語学習者もここから読み始めればストレスなく英語を楽しむ本がそろっています。文字やセンテンスは多くないけど、ふんだんに使われている絵で、英語を英語のまま理解できるようになります。
③6-8歳向け
引用元 epic!
小学校低学年生向け。学校でも読書習慣を指導され始め、いろいろな知識を本から学ぶ基礎の時期。本を読む楽しさをしることが重要な時期です。
④9-12歳向け
引用元 epic!
小学校高学年向け。日本の英検でいえば1級くらいにも該当します。いろいろなジャンルを読んで語彙力がますます増える時期です。
⑤オーディオブック
引用元 epic!
日本語にも翻訳されている有名どころもそろっています。
⑥ノンフィクション
引用元 epic!
学校の先生が授業の理解を深めるために活用できそうなノンフィクション系もたくさんそろっています。
ノンフィクションの中で特におすすめは「National geographic シリーズ」がかなりそろっているところです。
National Geographic シリーズの面白さはいつか記事にまとめたいと思っているほどファンになってしまう魅力があるんです。
⑦STEM
引用元 epic!
プログラミングの本やマインクラフトの本、そしてLEGOなんかのSTEM教育関連の本もたくさんあります。
LEGOは動画もあるので、息子もよく見ています。LEGOでポケットモンスターのキャラクターを作ったりするのもありました。
epic! の主な操作方法
<子供のダッシュボードと親のダッシュボード共通画面編>
1.子供または親が本を検索する方法
- ページ上部のSearch Boxにキーワードやフレーズ、著者や本のタイトル(e.g. “Dogs”, “Scientific Method”, Kate DiCamillo, etc..)などをいれる
- フィルター機能(年齢、本のレベル、ノンフィクションかフィクションか、※言語、クイズの有無)にチェックする
※ちなみに、epic で取り扱っている本の言語は英語以外に、スペイン語、中国語、フランス語があります。
2.他の方たちがシェアしているCollectionを探してお気に入りにする方法
Collections はフォルダのようなEpicの機能です。自分でCollections を作ってシェアしたり、またはシェアされたりすることができます。
1.Search Boxにキーワードを入れて Collectionsボタンをおす。
2.好みの Collectionを選んでハートマークのfavorites ボタンをおす。
<親のダッシュボードのみの画面操作編>
epic!は親が親用のアカウントと4人までの子供のアカウントを作ることができます。そして、親が子供に読ませたい本を選んで子供に送ることができます。
さらに子供の読書状況を親のダッシュボード画面で確認することができます。
1、1冊ずつ送る(WEB機能のみ、iPhoneやiPadアプリではできない)
- Search Boxで上記の方法と同じやり方で本を見つける
- 本を選んでSend ボタン(飛行機のマーク)を押して、子供を選択して送信する
iPad・iPhoneアプリの場合は1冊づつ送るこには既存のCollectionsに追加または新規Collectionsすることでcollection として送信することができます。
またはiPad・iPhoneの場合アプリを介さずにWEB上からログインすることで1冊づつ送信することができます。
1冊づつというのは「今日のママからのおすすめはこの本!」を1冊だけ送ることができるのが毎日の習慣になって個人的に気に入っています!基本子供には自分の好きな本を自分で選んだほうがいいと思っていますが、興味がどうしても偏ってしまうのを防ぐためにもいい機能ですね。
2、自分のCollectionsを作り、Collectionsごとまとめて送る(WEB機能)
1.Search Boxにキーワードを入れて気に入った本をハートマークのfavorites ボタンをおす。
2 .次のポップアップ画面で’Create New Collection’.ボタンがでてくるので、好きな名前をつけてCollectionsを作る。(または既存のものに追加も可能)
3.My Library のCOLLECTIONSタブの中から入り、今作ったものを選び、Send ボタンを押したのち子供を選択して送信する
他の人がシェアしているCollectionsを検索してCollectionsごとまとめて送る
1.Search Boxにキーワードを入れて Collectionボタンをおす
2 .好みの Collectionを開き Send ボタンを押して子供を選択して送信する
- 子供が親から送られてきた本を確認する方法
- 子供のダッシュボード画面のMail box を開き、親からシェアされた本またはコレクションを受け取るとることができます。
- 子供のダッシュボード画面のMail box を開き、親からシェアされた本またはコレクションを受け取るとることができます。
- 親が子供の読書状況を確認する方法
- 親のダッシュボード画面から子供を選択し、Profile Option のView Reading Log から読書状況を確認することができます。
epic! の機能
個人的におすすめの使い方
例1.Phonicsを学ぶ本を探す場合
操作→Search Box:「Phonics」、Age[0-2]
Phonicsをおうちで取り入れたいなと思っても、発音を子供に教えるのは日本人にとって難しいとトピックの一つです。
EipcにはPhonicsがテーマの本が沢山ありますし、Read to me の読み上げをするタイプや動画もたくさんそろっています。
Search Boxのところで[phonics] と検索して年齢を[Age0-2 ]でしぼるとこんな感じで出てきます。Phonicsの一つ目のレベル「A」の一文字から学ぶことができます。
沢山ありすぎて選べない~ってときはCollection から探してみると人気がありそうなのも得ぶことができます。
例2.ABCの本を探す場合
操作→Search Box:「ABC」、Age[0-2]
ひらがなでもまずは「あいうえお」。アルファベットだって「ABC」ですよね。
本を読むための基本のABCからの本もたくさんそろっています。
例3.単語だけの本もあります。
操作→Search Box:「vegetables」、Age[0-2]
例えば「野菜」の本だとこんなシンプルなのもあります。
赤ちゃんの時から読める本ですね。読み上げしてくれるのとそうでないのと様々です。
例4.アメリカの先生が声に出して読むようにシェアしてしている本のコレクションを探す場合
操作→Search Box:「read aloud 」、collection カテゴリー
音読が大事なのは日本も海外も同じですね。
collectionカテゴリーにはこれっていう本が決まっていない、漠然としてる好きなテーマで検索が向いていますよ。例えばプリンセスが好きな子供へは「princes」、お笑い系が好きな子供には「LOL」 、賞をとったような優良本を読ませたいときは「award」など検索してみると色々出てきます!
(番外編)我が家の場合はこんな使い道をしています。
例えば息子は学校の授業で太陽系の発表があるから調べてプレゼン準備してきて。という宿題がでたときは「Solar Systems」で検索して出てきた本や動画を資料にしてプレゼンの準備をしていました。
他にも息子がアイスを食べているときに「アイスってどうやってできてるの?」など聞かれたら「epicでしらべてみたら?」と返事します。実際に「ice」で調べてみると アイスクリームについての本がたくさん出てきます。年齢でしぼってよさそうなレベルで読むことができます。
そんなふうに日常のちょっとした疑問や会話の中からキーワードを検索すると何かしら必ず本が見つかります。
日本でも図書館に行って調べたり、図鑑など興味を掘り下げたりすると思います。
Epic! も同じような使い方ができます。
epic!の登録方法
【対応デバイス】
WEB,IOS,Android,Chromebook
【値段】
11.99ドル/月 または 79.99ドル/年(44%割引)
1週間お試し期間あり
①WEB上から登録する場合
公式ホームページから1か月単位または1年単位の支払い方法を選択して、購読ボタンを押します。
無料の7日間が過ぎると自動的に初年度分または1か月の費用の支払いが始まります。翌年以降も毎年自動的に請求されます。
無料の体験中いつでもキャンセルできますが、自らキャンセルの作業をしない限り自動的に引き落としになってしまうので注意が必要です。
使用するデバイスでアプリをダウンロードしてメールアドレスとパスワードを使ってログインすることができます。
【キャンセル方法】
7日以内の無料期間中または、購入後も購読を続けない場合もここからキャンセルします。
WEB上で「保護者ダッシュボード」にログインして「Account Settings」のなかのAccout Status に、「Cancel or change a subscription」を選び、キャンセルをします。
②iOS / Apple App Store上から登録する場合
アプリをダウンロードして、アプリ上で登録することができます。支払いもAppleに登録している支払方法で簡単に課金することができます。
【キャンセル方法】
APP上で「保護者ダッシュボード」にログインして「Account Settings」のなかのsubscription Status 横の「manage」ボタンを押し、次のパージで「change a subscription」を選び、キャンセルをします。
または、iPad/iPhoneのサブスクリプションのページからもキャンセルの操作をすることも可能です。
epic!のメリットとデメリット
メリット
- 40,000冊以上の沢山の本が読めるので多読するには困らない。
- 子供の知りたい欲求にすぐ答えることができる
- 年間購読すれば月々1000円以下
- 親と子供達(4人まで)のアカウントが作れて、同時にいろいろなデバイスからアクセスして本を読むことができる
- 読み上げ機能があるので自分のレベルより少し難しい本でもチャレンジできる
- 25冊までダウンロードができてオフラインでも使うことができる
デメリット
- 多すぎる故、何から読み始めたらよいか戸惑う。
- アメリカの学校では無料なのに。と頭をよぎってしまう。
- スクリーンを見ている時間が長いと目や身体の影響が気になる
- 有名な本はオーディオブックの場合が多い
- 操作がアプリだとできない事がある。(読むだけならWEBとほぼ同じ)
操作になれるのまでは大変なのは、日本の図書館で本を探すのが大変なのと一緒かなぁと思う程度で、慣れてくれば自分に合った好きな本は簡単に見つけることができます。
またアメリカの学校では無料ですが、無料時間は朝7:00から放課後前の3:00までです。(日本時間だと深夜)。おそらく時差の問題もあって世界中の学生が一律無料!となるのは、なかなか難しいのだと思いますが、アメリカの在住でも放課後に家で本を読みたい場合は同じようにサブスクリプションを購入しています。
スクリーン時間はやはり気になります。ブルーカット機能のあるフィルターをつける、またはうちではiPad を使っていますがiPadの機能の「Night Shift」モードを24時間設定しています
「Night Shift」モードは、画面全体を暖色系の明るさに調整し、ブルーライトを抑える機能ですので、何もしないよりかは目に優しい設定です。
有名な本はEpic! にはあまり期待できないのが残念なポイントではあります。実物の本を借りるか買うかして、オーディオブックで聞く。などそういった使い方になるのかなぁと個人的には思います。リスニングに自信がある場合はオーディオブックも十分楽しむことができます。
アプリとWEBでの操作性の違いについては、、これは私自身はWEBで操作することも多々あります。。子供は読むだけなので、基本的に不満をもっていないようですが、親側のダッシュボートの操作時に影響があります。これは、今後アプリのアップデートを願うばかりです。
まとめ
epic!はまさに電子版の図書館です。
子供が興味がありそうなものに気づいたときに、そのことをピンポイントで検索して、子供の知りたいをすぐに提供することができるので、親の満足度が高いです。
Epicは知識系の本だけではなく、子供が夢中になるフィクション系もたくさんそろっています。
冒険ものや漫画やマインクラフト系なども豊富なので子供の満足度も高いです。
うちの息子の場合は英語の基礎はoxford reading tree で固め、その後はepic! で爆伸びした感じがあります。もし子供がハマれば最強なインプット材料になると思います。
こちらの記事がおうちで英語多読を取り入れる参考となれば幸いです!